重い人間にはなりたくないのだけれど。

今、日本に住んでいる男性と仲良くさてもらっている。

遠距離中だから、結論自体は急がないことにしている。僕の元彼とのこと財産分与が全て終わってから正式に付き合うつもりだ。

毎日、メッセージして電話してお互いの気持ちを確かめ合っている。

 

NZまでわざわざポストカードも送ってくれた。

 

大好き、とか、幸せ、とか、出会えてよかった、とか甘美な言葉たちにどきっとする。惑わされて、また前のめりになっていく。

 

恋愛の始まりなんていつもこんな感じ。

 

お互いがいつも甘い言葉を掛け合う。

幸せの匂いしかしないから、ふらふらと寄っていってしまう。

砂漠で見つけたオアシスのような、そんな感じ。

 

 

恋愛をすると、自分の生き方をガラッと変えたくなる。

 

元彼のために、フィリピンにいく決断をした時もそう。

これからの彼氏のために、日本にいく決断を下そうとしている今もそう。

 

僕はそうしたいのだけれど、それでいいのかしら、とも思う。

生き方の軸を自分で定めてはいるものの、いつも相手ありきの選択になる。

 

恋愛に生きるのも捨てたもんじゃない、とは思う。

 

ただ、のめり込めば飲むほど、重い人間に成り下がっている。

 

今だってそうだ。

 

彼氏ですらないのに、友達の家に泊まりに行く、と言われただけで、

全部がきになるのだ。

その人は誰でどんな人なのか。

影でこの人もやるんじゃないか。

 

彼氏でもなんでもないのに、

気になって気になって頭がパンクしそうになって、吐きそうになる。

 

重たい人間に成り下がってしまったものだ。

 

その人に聞くと、

今までのことがあったからしょうがないよね、といって、きちんと教えてくれる。

 

今はまだ平気。

二人の気持ちは、まだ上り詰めている。

 

でも、これを続けると、崩れる。

 

疑い深くなったのは、前の恋愛のせいか。

元彼に浮気され続けたせいか。

 

どうだろうか。

 

もちろん、あんなに信じ続けて、裏切られて、傷ついたのはもちろんある。

 

ただ、根本のところ、他の人より自分に魅力があるって自信が持てないのが問題なのかもしれない、と思う。

 

恋愛をするたびに、こんなに魅力のない自分なんかを選んでくれるのは、きっとこの人しかいないだろう、なんて結論に達してしまう。

 

自分が譲歩しなければ、と思ってしまう。

 

結果:僕は重たい人間で、根本で何も学べていないし変われていない。